ちびうさず

ねこほるた #1

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庭猫

名前は「ねこほるた」性別は雄。毛並みも体格も良い。
2002年8月に引っ越してきた我が家の庭に、おそらくずいぶん前から出入りしていたと思われる先住民。
飼育しているウサギ「ほる太」に模様が似ていたので 「猫ほる太」と仮称するうち、名が定着した。

最新は2005年1月26日付です
2002年09月某日 猫の「ほる太」発見
新居の庭をガーデニング用に整備していた頃。庭で休憩する猫がいるのを発見した。
白黒の牛柄の猫で、猫好きの夫にも「猫きてるで」と見せる。中途半端に人慣れしている。庭へ続くサッシを開くと逃げてしまった。それから何度となく、数日おきに庭で猫を目撃した。
夏は日陰で涼み、冬は日当たりの良いレンガの上でひなたぼっこだ。誰か近所の人が飼っているのだろうか?と この頃は考えていた。そのうち、この猫は「ねこほるた」と呼ばれるようになった。
2002年12月某日 ねこほるた ちょっと慣れる
うちの階はマンションながら「庭」があり、同じ階の庭は6軒連なっていて、鉄柵でしきられている。ねこほるたは全部の庭を行き来しているので、野良猫なのか、半ノラなのか、どこの家の猫か、測りかねていた。
そんなある日、2〜3軒となりのドアの前で
オスワリをしてドアが開くのを待っているねこほるたを見た。

「ねこほるた、あの家の猫やったんかなぁ?」と夫と話した。
うちのマンションはペット可だが さすがに放し飼いはダメだと思う。
しかし、うちのこの近辺は一戸建ても多く、お年寄りほどほどに多い。
農家風の家があったり 田舎らしさもわずかに残っているので、猫の室内飼いという習慣も徹底していない(飼い猫も放し飼いが多い)ので、今の所それほど外猫に対する弾圧はないようだ。

飼い主がいるのなら、野良猫じゃないので ちょっとぐらい餌をやってもよかろう(よかないか、、、)と思い、庭に来たときに 餌を見せてみた。

ぜんぜん近寄ってこない、、、、そうかいらんかったか おばちゃん、余計なことしてしもたか
試みに投げ与えてみると、餌くわえて逃げた
2003年3月某日 ねこほるた、かなり慣れる
 庭作業がマイブームで 私は庭に出る事が多くなった。見慣れたのか、ねこほるたは私や家族が庭にいても逃げなくなった。たまにシーチキンやベーコンの切れ端、ウナギの頭などを与えてみたが、近頃では(猫パンチで叩きおとすものの)とりあえず手から餌も受け取る。
 ただし、急に近づきすぎると「シャーーー」と 怖い顔をして声をあげる
2003年02月某日 ねこほるた しょっちゅう来る
 ほぼ毎日、ねこほるたが庭に来ている。
夜もうちの庭で寝ていることが多く、朝方眠っているねこほるたを見る。飼い猫と思い込んでいたが、もしかすると違ったか?と思い始めた。
「地域猫」「マンション猫」「うちの階の猫」だったのか。では「うちの猫」にするとするか。というわけで餌付け本格開始。手なづけたら家に入れて、庭猫あらため部屋猫にするつもりだ。
 たいした日数もかからず、ねこほるたは毎日餌が出てくる事に慣れた。サッシの外で ニャー、とかわいく催促の声をあげる。
 しかし、餌をやろうとサッシを開けると必ず1回「シャーー」と鳴く
2003年3月某日 ねこほるた 家にはいる
 餌に慣れたら おうちに慣れろ。
 ねこほるたを部屋におびき寄せる作戦。ねこほるたは粘り強い。確かに部屋には入ってくるが、餌を1つくわえては外にもってでて食べる。
 そのうちおっかなびっくり 中で食べるまでになったが、常にサッシがあいているかどうか意識し、人のほうを向いて食べる(怪しい動きがないか警戒してる)。
 いまにみておれ、なんとかしてうちの猫に、、、
 もちろん、近づくと「シャーー」と鳴く
2003年05月某日 ねこほるた 毎日かかさず来る
この頃から、やぶ蚊の多い我が家の庭では蚊がブンブン飛びはじめた。庭に続くサッシを開けっぱなしにできないのだ。

それでも ねこほるた作戦は続けている。ねこほるたが庭で餌を食べる間、私が庭の花に水やりをし、彼女の背後にまわることがあっても一度振り返る程度で、あとは気にしないようになった。
シャーの癖はなおらない。まじかに近づくと相変わらずだ。

私はあきらめが悪いんだから覚悟してもらいたい。
2003年08月某日 ねこほるた 骨折!?
気の長い作戦が続くある日、大型の台風が来た。
この風の中、ねこほるたが心配で探しにでたが、見つからなかった(見つかったにしても、捕まえられなかったろうけど)

その翌日。 ねこほるたは 前右足を骨折(?)した姿で庭に来た。
うわあ、、、、 やばい お医者さんいかなあかんてそれ。しかし 骨折しても元気なねこほるた。ひょこひょこと痛々しい姿で逃げるので 結局無理だった

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